鳥山検校と瀬川と離縁のその後の史実とは?

#ad #PR #スポンサー

NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で市原隼人さん演じる盲人の大富豪・鳥山検校(とりやまけんぎょう)と小芝風花さん演じる瀬川の離縁とその後とは?鳥山検校と瀬川と離縁・離婚のその後の史実をご紹介します。

目次

べらぼうの鳥山検校とは?瀬川を身請けした盲目の大富豪!

大河ドラマ「べらぼう」とは?

2025年NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」は、江戸のメディア王・蔦重こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯を笑いと涙と謎に満ちた“痛快”エンターテインメントドラマです。

蔦重は、江戸中期文化が華やぐ時代において、喜多川歌麿、葛飾北斎など世に有名な絵師らをプロデュースしたことでも知られる人物で、物語の中でも様々な人物と出会い、生まれ故郷の吉原に客を集めるために様々な本を出版するなど奮闘していきます。

子役パートがなしで主人公が蔦重の23歳からスタートしました。以下の記事では年齢設定をまとめてあります。

べらぼう年齢設定は?蔦谷重三郎は何歳か時系列で

前半では相棒的存在の唐丸の失踪や女郎のうつせみの駆け落ちなどが個人的に印象的でした。

以下の記事では唐丸についてご紹介しています。

べらぼう唐丸(からまる)正体と将来の絵師のモデルが判明!歌麿か写楽?

べらぼうの鳥山検校とは?瀬川を身請けした盲目の大富豪!

そんな蔦重と幼馴染で花魁の花の井こと瀬川(小芝風花)はお互いのことを思いあっていましたが、瀬川は盲目の富豪・鳥山検校(市原隼人)のもとに身請けされることになります。

鳥山検校(とりやまけんぎょう)/市原隼人
瀬川を身請けする“盲目の大富豪”
当時吉原一の花魁といわれた瀬川(小芝風花)を1400両で身請けをした男。“検校”というのは盲人に与えられた最高位の官位であり、鳥山は幕府の許しを得て高利貸しを行い、多額の資産を築いていた。金の力ですべてを手に入れた鳥山であったが、唯一、妻・瀬川の心だけは、まだ自分のものにできておらず、そこに蔦重(横浜流星)の姿を感じ取っていた…。

引用元:NHKサイト

鳥山検校とは盲目の富豪で、盲人組織・当道座(とうどうざ)の大親分です。

読み方は難しく「とりやまけんこう」と間違いやすいのですが(とりやまけんぎょう)です。

当道座とは、金貸しや芸能などの仕事をするために幕府から認められた盲人らによる組合のようなもの。

鳥山検校はそこでトップに立ち、高利貸しで巨万の富を築いているのです。

瀬川はそんな鳥山検校のもとに見受けされ、妻の座につくと瀬似(せい)と呼ばれるようになりました。

二人の夫婦生活はうまくいっているかのように見えましたが、目が見えない鳥山検校を人の機微を読み取ることにたけています。

瀬川が蔦重のことを今でも思っていることに感づいてしまうのです。

第13回では二人のことを嫉妬した鳥山検校が、脇差をもって瀬川に迫る場面も!

すると瀬川は言います。

「わっちにとって蔦重は光でありんした。それは変えることが出来ない。しかし主さんこそこの世の誰より大事にしてくださるお方。信じられぬというならどうぞわっちの心の蔵をとっていきんなんし」

瀬川は鳥山検校の脇差を手に取り、自らの胸にそれを当てるという鬼気迫るシーンでした。

果たして、瀬川と鳥山検校のその後はどうなるのでしょうか?

4月6日放送の第13回で描かれることになるのですが、以降でネタバレ紹介していきます!

べらぼうで鳥山検校が逮捕で瀬川と離縁!のネタバレとは?

田安賢丸(松平定信)の蔦屋重三郎への弾圧とは?

鳥山と瀬川が逮捕される!

瀬川が鳥山検校に問い詰められているころ、蔦重は鳥山の屋敷に向かっていました。

二人の仲を疑う鳥山が蔦重を呼びつけていたのです。

瀬川を案じながら屋敷に駆け付けた蔦重。

すると瀬川が鳥山と同心によって連れられて行ってしまいます。

このとき鳥山が行っていた不当な貸金業に幕府のメスが入っており、元締めである鳥山はついに捕まってしまったのです。

その後瀬川は釈放され松葉屋んお預かりの身になりますが、鳥山は吟味が終わらず牢に入れられることに。

一方、蔦重は年明けから新しい本屋を開くことが決まり、鳥山と離縁することになるかもしれないからと、瀬川に一緒に店をやろうと言います。

しかし現実味の無い話としか思えないという瀬川。

そう言いながらも、二人はともに本屋で働く近い未来を語りあいました。

鳥山と瀬川が離縁!

後日、ついに鳥山と瀬川に裁きが下ることになり、瀬川は奉行所に向かいました。

瀬川が罪に問われることはありませんでしたが、鳥山との離縁を言い渡されることに。

奉行によると、鳥山は今後瀬川の面倒を見ることを遠慮したいと述べたと言う。

それは蔦重を想う自分への優しさだと察した瀬川は、鳥山に礼を言うのでした。

こうして自由の身となった瀬川を蔦重は、人目もはばからず抱きしめます。

瀬川と一緒になれると開店準備に奔走する蔦重でしたが・・・

年が明けて松葉屋に向かうと、そこに瀬川の姿はありませんでした。

知り合いの店を手伝うことになったと文を残して。

そしてこう綴られていました。

「あんたにはそこで日がな一日、夢を見続けてほしい」

こうして瀬川は鳥山検校と離縁することになるも、蔦重と一緒になる道を選ばずに吉原を去ってしまうのでした。

鳥山検校と瀬川の離縁やその後の史実とは?

身請けから逮捕・処罰まで

ここで史実の鳥山検校と瀬川についてもご紹介します。

鳥山検校は実在の人物で、先ほども紹介しましたが、当道座と呼ばれる盲人組合のトップに就いた人物。

検校とは官職の名前で、かつては荘園寺社の監督職を刺していましたが、のちに盲人の最高位を表す称号となります。

当道座は芸能や鍼灸の事業を行っており、さらに幕府から公認された貸金業を生業にしていました。

鳥山検校はそんな幕府の保護を受けて、貸金業の利息で大きな財をなしていくことになるのですが、かなりの高利で取り立ても厳しかったそう。

そして富豪となった鳥山検校は、吉原の花魁である五代目瀬川1400両、現代の価値で1億4000万で身請けすることに。

その後鳥山の高利貸しは幕府内でも問題視されて、処罰されて失脚することになります。

全財産を没収されたうえ、江戸から追放されてしまうのです。

瀬川と一緒に過ごしたのは約3年ほどだったと言われていますね。

離縁のその後とは?

続いて、花魁の瀬川についてです。

花の井こと五代目瀬川も実在の人物と言われています。

幼い頃に親に捨てられて、吉原の老舗「松葉屋」に引き取られて遊女となりました。

一躍吉原を代表する花魁として名を馳せた花の井は、五代目瀬川の名跡を継ぎ江戸中に知られる存在に!

1775年に、鳥山検校に見初められれて1400両で見受けされたことは当時大きな話題を呼び、その金額の大きさから「身請け事件」と言われていたそう。

しかし先ほども紹介したように、瀬川の結婚生活は鳥山検校が捕まったことでわずか数年で離縁し、終わってしまいます。

その後の花の井がどうなったのかは様々な説があります。

武士の妻となったとか、大工の妻になったという話が伝わっているそうです。

この瀬川の出来事については、戯作者の田螺金魚(たにしきんぎょ)が、洒落本・契情買虎之巻(けいせいかいとらのまき)で主人公として描いたことで世に知られることになりました。

洒落本は、遊郭における遊女との会話などを主題とした当時流行った小説のような本のことを言うそうですよ。

まとめ

今回は「べらぼう」の鳥山検校と瀬川の離縁とその後についてご紹介しました。

二人の離縁は史実で、その後鳥山検校は江戸から追放、瀬川は他の男のもとに嫁いだという説もあるようですが、そのあたりは定かではないようです。

4月6日放送の第14回は、市原隼人さん演じる鳥山検校と小芝風花さん演じる瀬川に注目して是非お楽しみください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次