横浜流星さん主演の2025年NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」は、江戸中期にメディア王として活躍した蔦重(つたじゅう)こと蔦谷重三郎の物語ですが、蔦重の年齢は何歳?「べらぼう」の年齢設定を時系列でご紹介します。
大河ドラマ「べらぼう」の主人公蔦谷重三郎が23歳から物語がスタート!
大河ドラマ「べらぼう」の蔦谷重三郎とは?
大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」は吉原の貸本屋から「江戸のメディア王」となった実在の人物・「蔦重(つたじゅう)」こと蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)の波瀾万丈な生涯を描く物語です。
18世紀半ば、人口は100万を超え、天下泰平の中、世界有数の大都市へと発展した江戸。蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)は、江戸郊外の吉原の貧しい庶民の子に生まれ、幼くして両親と生き別れ、引手茶屋の養子となる。
血のつながりをこえた人のつながりの中で育まれた蔦重は、貸本屋から身を興して、その後、書籍の編集・出版業をはじめる。
折しも、時の権力者・田沼意次(渡辺 謙)が創り出した自由な空気の中、江戸文化が花開き、平賀源内(安田 顕)など多彩な文人が輩出。蔦重は、朋誠堂喜三二などの文化人たちと交流を重ね、「黄表紙本」という挿絵をふんだんにつかった書籍でヒット作を次々と連発。33歳で商業の中心地・日本橋に店を構えることになり、“江戸の出版王”へと成り上がっていく。
蔦重が見いだした才能は、喜多川歌麿(染谷将太)、山東京伝、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九といった若き個性豊かな才能たち。その多くは、のちの巨匠となり日本文化の礎となっていく。
しかし時世は移り変わり、田沼意次は失脚。代わりに台頭した松平定信による寛政の改革では、蔦重の自由さと政治風刺は問題になり、財産の半分を没収される処罰を受ける。周囲では江戸追放や死に追いやられるものもあらわれる…。蔦重は、その後も幕府からの執ような弾圧を受け続けるが、反権力を貫き通し、筆の力で戦い続ける。そんな中、蔦重の体を病魔が襲う…。
命の限りが迫る中、蔦重は決して奪われない壮大なエンターテインメント「写楽」を仕掛けるのだった…。
引用元:NHKサイト
2025年1月5日(日)放送開始
大河ドラマ べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜
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— 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」1/5放送開始 (@berabou_nhk) December 26, 2024
主人公の蔦重こと蔦谷重三郎を演じるのは、横浜流星さんです。
#横浜流星 さん演じる我らが蔦重が放送を控えてごあいさつ🙇#大河べらぼう 放送まであと【2日】いよいよ明後日です!!
1年間、どうぞご贔屓に pic.twitter.com/kQuFhOnYM1— 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」1/5放送開始 (@berabou_nhk) January 3, 2025
蔦谷重三郎は江戸吉原の生まれますが、幼少期に養子に出されてしまいます。
成長後は吉原で貸本屋を営み、書籍の出版の仕事を始めました。
その後は数々の才能を見出していき、喜多川歌麿、葛飾北斎など世に有名な絵師らをプロデュースしたことでも知られる人物ですね。
レンタルショップのTSUTAYAは蔦谷重三郎にあやかってネーミングしたなんて言われています。
tsutayaと蔦屋重三郎の関係とは?蔦屋書店の社名の由来についても
蔦重が23歳から物語がスタート
そんな蔦谷重三郎ですが、大河ドラマ「べらぼう」第1話では1972年(明和9年)から物語がスタート。
その時の蔦重の年齢は数え年で23歳です!
回想シーンはあるかと思いますが、子供時代などの子役パートがない、大人からスタートする「べらぼう」。
以降で、気になる蔦谷重三郎が物語上何歳だったのか?時系列と共にご紹介したいと思います。
べらぼう年齢設定は?蔦谷重三郎は何歳か時系列で16回まで
まずはNHK公式ガイドブックで明らかになっている第16回までのストーリーの蔦重の年齢と時系列を紹介します。
1750年(寛延3年) 1歳
蔦谷重三郎(横浜流星)が江戸の吉原で誕生。
1757年(宝暦7年) 8歳
両親が離婚。蔦谷を運営する家に養子となる。
1772年(明和9年) 23歳 【第1回】
明和の大火が発生し蔦重は逃げる途中で・少年唐丸(渡邉斗翔)を助ける。
1773年(安永2年) 24歳 【第1回、2回】
治郎兵衛(中村蒼)が営む茶屋「蔦谷」の軒先で貸本屋「耕書堂」を開店。
田沼意次(渡辺謙)と面会し、その助言に目から鱗が落ちる。
蔦重が吉原細見「細見嗚呼御江戸」の序文を平賀源内(安田顕)に書いてもらう。
※吉原細見(よしはらさいけん)とは、今で言うところの吉原のガイドブック、案内書のようなもの。
1774年(安永3年) 25歳 【第3回~5回】
蔦重最初の出版物である女郎一代記「一目千本」を刊行。
「雛形若菜初模様」を共作するが、謀略により外される。
唐丸が蔦重の元から消え去る。
1775年(安永4年) 26歳 【第5回~10回】
蔦重、鱗形屋お抱えの「改」になることを決意。
従来の半値の吉原細見「籬の花(まがきのはな)」を出版。
花の井(小芝風花)の見受け話を機に、花の井への恋心に気付く蔦重。
二人は両想いになるも、花の井は心ならずも見受けを受け入れる。
蔦重が「青楼美人合姿鏡」を出版。
花の井が最後の花魁道中をして、鳥山検校(市原隼人)のもとに嫁ぐ。
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1776年(安永5年) 27歳 【第11回】
蔦重、富本午之助から「富本節」の正本出版を許可される。
1777年(安永6年) 28歳 【第12回】
富本午之助が豊前太夫を襲名し、蔦重の正本が大ヒットする。
1778年(安永7年) 29歳 【第13回、14回】
幕府により鳥山検校が検挙され、花の井は離縁される。
1779年(安永8年) 30歳 【第15回、第16回】
蔦重と結婚直前の花の井は、彼の夢を考えて姿を消す。
将軍家治(眞島秀和)の嫡男・家基(奥智也)が急逝。
その死因を追っていた源内が策にはまり殺人事件を起こす。
源内は牢屋敷にて獄死。
1780年(安永9年) 31歳 【第16回】
蔦重、耕書堂で青本ほか10冊もの新作を一挙に刊行する。
べらぼう年齢設定を蔦谷重三郎の死亡まで
以降では17話以降の史実の蔦重のエピソードをご紹介します!
1781年(天明元年) 32歳
喜多川歌麿(染谷将太)が挿絵を描いた「身貌大通神略縁起」を刊行。
1782年(天明2年) 33歳
吉原の大文字屋に狂言師の太田南畝らを招いて饗宴。
1783年(天明3年) 34歳
吉原細見が蔦重の独占出版となる。
蔦唐丸と名乗って狂歌師としての活動を開始。
日本橋通油町に「耕書堂」を出店。
1784年(天明4年) 35歳
火災により吉原の蔦屋が類焼。
1786年(天明6年) 37歳
狂歌絵本「吾妻曲狂歌文庫」が大ヒットする。
1787年(天明7年) 38歳
寛政の改革の影響で、太田南畝らが蔦屋の戯作の世界から離れる。
1788年(天明8年) 39歳
寛政の改革を風刺した朋誠堂喜三二の黄表紙「文武二道万通」を刊行。
1789年(寛政元年) 40歳
寛政の改革を風刺した恋川春町の黄表紙「鸚鵡返文武二道」を刊行。
1790年(寛政2年) 41歳
風紀を乱す本の統制のため、板木屋(印刷)仲間を地本(江戸の大衆本)仲間の支配下に置くよう幕府に要請。
1791年(寛政3年) 42歳
出版統制令で罰金刑の処罰を受ける。
この頃から歌麿の美人大首絵を発売する。
1792年(寛政4年) 43歳
蔦重の母が死去。
蔦屋の刊行物から洒落本(遊里の小説)が消える。
1793年(寛政5年) 44歳
歌麿が蔦屋を離れる。
番頭だった曲亭馬琴が退去。
1794年(寛政6年) 45歳
東洲斎写楽の役者絵を発売。
十返舎一九が蔦屋の仮番頭となる。
1795年(寛政7年) 46歳
写楽の新作が絶たれる。
本居宣長の随筆集「玉勝間」を江戸で発売。
1796年(寛政8年) 47歳
狂歌絵本など所有する多くの版権を大坂の板本に譲渡する。
病の床に就く蔦重。
1797年(寛政9年) 48歳
脚気により亡くなる。
まとめ
今回は大河ドラマ「べらぼう」の主人公・蔦谷重三郎の年齢設定を時系列に沿ってご紹介しました。
物語のスタートは、蔦重23歳からとなり、回想シーンで幼いころの蔦重も登場すると思います。
そしてその死まで描かれるとすると、最終回のころには蔦重は48歳という事に!
時系列には記載されていませんが、「べらぼう」の蔦重は妻を娶ることにも分かっていますね。
「てい」という女性で、橋本愛さんが演じるようですが、史実では蔦重の妻については詳しい情報はあまり無いようです。
したがって蔦重の結婚は、脚本家の森下佳子さんによるオリジナルのストーリー展開になると思います!
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