御上先生7話ネタバレ考察!裏口入学の相関図で冴島先生の関与は本当?

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2025年3月2日放送の松坂桃李さん主演のTBS日曜劇場のドラマ「御上先生(みかみせんせい)」7話のあらすじネタバレと考察をご紹介します。裏口入学の相関図で冴島先生の関与は本当なのか?「御上先生(三上先生)」7話のネタバレ考察・解説とは?

目次

御上先生7話あらすじネタバレ!椎葉の生理の貧困問題を生徒たちと一緒に解決

ヤマトタケルから3通目のFAXが届き波紋を広げる中、文科省では、津吹(櫻井海音)に悲劇が訪れる。目の当たりにした槙野(岡田将生)は…。

一方、椎葉(吉柳咲良)が行っていたことが判明し、学校は退学処分を下す。心配する生徒たちに御上(松坂桃李)は、椎葉の問題が、社会問題とも通じていることを提起する。

問題に向き合った生徒たちは、思いもよらぬ行動に出る。

引用元:公式サイト

生理用品を万引きした椎葉に爆買の御上

ドラッグストアにやってきた御上(松坂桃李)と是枝(吉岡里帆)。

生徒の椎葉(吉柳咲良)が生理用品を万引きしたため身元を引き受けに来たのです。

椎葉は謝りもせずに早く帰らせてほしいと店長に言っていました。

御上は、認知症の祖父のヘルパーが帰る時間だからと思いを至らせ、是枝に椎葉の家に行って欲しいと頼みます。

そして店長に、椎葉と二人にさせてほしいとお願いし、椎葉と話をすることに。

気付いてあげられなかったことを詫びる御上は、僕も母の介護をしていたから気持ちは分かる、生理のことはよくわからないがと椎葉に寄り添います。

すると椎葉も自らのことを語ってくれました。

元々整理は軽いほうじゃなかったが、祖父の認知症が重くなってからPMSがひどくなった。

PMSとは月経前症候群のこと。

イライラしたり、わけもなく涙が出たり、生理が来るってだけで不安になる。

その後店長の計らいで今回の件は警察に届けを出さないと言う。

お礼を言う御上は、生理用品の代金を払おうとしますが、その前に売り場に走っていきます。

戻ってくるとカゴの中には大量の生理用品が!

「これだけあれば、卒業まで足りる?」

椎葉は驚きながらもうなづきます。

「生まれて初めて買ったよ」

帰り道、椎葉は今の生活の不安を御上に語っていました。

今はまだお金があるが今後のことを考えると不安。

自らの母の介護についても語ってくれた御上に、椎葉は先生キャラ変しすぎだと言います。

そして御上は、今日みんなに雑誌に載った兄の件を話したと言うと、私も聞きたいと答える椎葉。

家の前にたどり着くとそこには是枝が待っていました。

「私退学ですか?」と言う椎葉に、「やれるだけのことはやる」と語る御上と是枝でした。

倭建命(ヤマトタケルノミコト)からの再びのFAX

翌日、職員室では椎葉の万引きを聞いた溝端(迫田孝也)は許すわけにはいかないと息巻いています。

するとそこに再び、倭建命からFAXが届きました。

「ナゾは解けた?こちらは話す準備がある」

添えられていたのは、溝端が塚田(及川光博)、中岡(林泰文)と料亭から出てくる写真。

その後、古代理事長(北村一輝)の部屋に呼び出されて、溝端は料亭で密会をしていたことに苦言を呈されます。

万引きの件は、隣徳の顔に泥を塗ったから退学だと言う古代。

その頃、保健室では神崎(奥平大兼)と是枝、養護教諭の一色(臼田あさ美)が話しています。

冴島(常盤貴子)が自らを後回しにしているのを見て、誰かをかばっているのでは?と思う神崎。

その夜、神崎は次元(窪塚愛流)の家に行き、卒業アルバムから何かを調べようとしています。

冴島が誰かをかばうとしたら生徒だろうと。

一方、ゲームセンターでは富永(蒔田彩珠)に御上がある頼みごとをしていました。

「頼み事って椎葉のことですか?」

津吹が過労で倒れる!

そして塚田は中岡と話をしています。

中岡は事務次官を目指すには、元官房長官の孫娘の裏口入学を進めるしかないと迫ります。

古代に吞んでもらうしかないと言う塚田ですが、もう一押しは中岡の仕事だと。

文科省では、津吹(櫻井海音)が過労で倒れてしまいます。

病院に付き添った槙野(岡田将生)と一緒に津吹の妻もやってきました。

妻は妊娠しており、心配させてごめんと謝る津吹。

そんな二人の様子を見て槙野の脳裏にあることがよぎります。

高見という若者がストレッチャーに乗せられて病院の中を駆け抜けていく。

手術室に入る姿を槙野は辛そうに見つめていました。

そして槙野は、津吹に検査が終わって退院になっても、絶対に無理して仕事には来るなと釘をさすのでした。

椎葉の退学が決定!理由は出会い系のさくら

後日、職員室では溝端が椎葉の処分について話しています。

万引き以外にも、校則で禁止されているバイトをいくつもしていた。

結果退学と言う判断になったと言う。

それを聞いた、御上は担任に話を通さずに処分を決定したことが納得いかない様子。

「おかしいですよね?彼女の窮状に手を差し伸べるべき時に退学って」

「椎葉がやっていたバイトの中に、出会い系のさくらがあった。下手したら詐欺罪に問われるかもしれない。それを聞いて決意せざるを得なくなった」

溝端の返答を聞いた御上は言い返すことが出来ませんでした。

生徒たちと椎葉の退学について話し合う!相対的貧困率とは?

教室に御上と是枝が入ってくると、生徒たちは椎葉の退学について問いかけてきます。

「どう思うか?」と御上に問われ、「ありえない」と答える千木良(高石あかり)。

すると御上は黒板に七分の三と書き、これが何かと皆に尋ねます。

7はG7、日本はそのうちの3位と言うこと。

その答えを聞き、分子の3を7に書き換える御上。これは何を表すか?

「相対的貧困率」

神崎は皆に説明をします。

絶対的貧困とは、国全体が貧しいこと。

貧困線を下回る世帯割合が一番多い日本。

生活必需品を買えない。それが相対的貧困。

御上は日本はこれまで一億中流社会といわれていたが、いつの間にか転がり落ちる人々が増えた。これが格差社会だと言う。

すると後ろの扉から椎葉が入ってきて、うつむきながら席に着きました。

御上は話を続けます。

椎葉の境遇

「隣徳では、入学したとき経済的に困窮している家は限りなくゼロに近い。しかし経済状況が悪くなる生徒も当然いる。過去には退学を選んだ生徒も。椎葉さん・・・話したいことある?」

「あります」

そして椎葉が皆に語り始めました。

「大切な時にこんなことで時間をもらってしまってすみません。でも少し話をさせてください。私は幼稚園の時に両親を交通事故で亡くした。でも祖父母が何不自由なく育ててくれた。その祖父が今年に入ってから認知症になりました。お店が続けられなくなって毎日手一杯でした。こんなことになって学校にもみんなにも迷惑かけて」

すると富永はそんな気遣いいらないと言い、黒板に向かい相対的貧困の文字に線を引きました。

「私たちの国の話でしょ?それを椎葉が身を削って私たちに伝えようとしてくれてるんじゃん。迷惑とか言われたら本気で悲しくなるし、今それ以上大切なことなんて少なくても私には無い」

ここで御上は言います。

「パーソナルイズポリティカルは、亡き兄が僕に教えてくれた言葉。個人的なことは政治的なこと。椎葉さんが抱える生きづらさは社会とつながっている。政治とつながっている。僕たちの未来がいいものになるかどうかにつながっている。決して椎葉サンだけの問題じゃない」

そして改めて椎葉が語ります。

「処分のきっかけは万引き。でも決定的だったのはマッチングアプリのサクラのバイトをしていたから。詐欺罪で告発される可能性があるバイト。でも家でできて時給もよかったから引き返せなかった・・・」

生理について皆に語る

「何で生理用品だったの?椎葉さんがドラッグストアで盗ったのは生理用品だった」

御上がそういうと、即座に是枝がやめてくださいと止めに入ります。

すると富永は「椎葉が決めていい」と言いました。

「質問に怒るのも、答えるのも椎葉が決めていいと思う。だって椎葉のことだから」

すると椎葉は是枝に向き、今日はそのことを話に来たと言うのでした。

「御上先生が聞いてくれたから」

ここで、御上と椎葉の回想シーン。

「みんなに話したいと思う?どうして生理用品を盗まなきゃならなかったのか」

そして現在。椎葉の語りは続きます。

「祖父は和菓子屋さん。お赤飯も売ってます。近所の人たちはお赤飯で初潮を祝う。だから生理っていいもんなんだ。大切なものなんだと信じることが出来た。それがただ辛いだけになってしまったのは家がこんなことになってからで・・・全部自分で考えないと。何にも先に進まなくて。お金のことが一番怖い。考えようとすると頭がごちゃごちゃになってどんどん体がきつくなって・・・」

涙で語る椎葉を見て、千木良は「ごめん、気付けなくて」と涙ながらに訴えました。

「謝らないで千木良。いっぱい心配してくれたの分かってた。でも本当に困ってると自分の中の何かを鈍らせないと生きてるのが無理になるんだよ。相談できる人がいるのにも気づけなくなる。なのに生理が来る。私生きてるんだなって思い知らされて・・・私はここで血を流しているのに誰も気づいてくれないって苦しくて。私は私がここにいるってことを見つけてほしかったんだなって気づいたんです。聞いてくれてありがとう」

御上は「こちらこそ。大切な話をありがとう」と言います。

生徒たちで学校の処分を変える

ここで切り出したのは櫻井(長瀬莉子)でした。

「こういう場合、私たちはどこに抗議に行けばいいのでしょうか?」

ほかの生徒たちも動き出し、御上は考えようかと言う。

こうしてクラス全員で、どうしたらよいか考えることにした様子。

放課後。教室に一人残った是枝。

そこに富永がやってきて、言うべきか言わざるべきかと迷っています。

「あそこで止めたの野暮だったと反省してる?私おかみに頼まれた。絶対是枝先生が止めるから頼まれた。ならそうならないように話付けとけばと言った。でもおかみは全力でかばってくれる人がいるといないでは違うと語っていた。おかみ是枝先生が絶対庇ってくれるって信じていた」

それから日本の貧困について調べて署名を集める生徒たち。

ほぼ全生徒の署名を集めて、古代理事長に訴えることに。

椎葉の処分取り消しと、家庭環境が悪化した生徒の救済システムの構築をお願いしたい。

古代は意外にも検討してくれると言う。

後日、古代から全校生徒に談話が発表されました。

御上がタブレットで古代の映像を皆に見せます。

その頃、槙野は津吹のもとに会いに来ていました。

津吹の検査結果は、脳の血管が詰まっていた。手術まで絶対安静。

「どう考えても焼き肉の食いすぎですね」

「身銭切って、部下殺しかけたってわけか・・・やんなるな」

その後病室の外に出た槙野は一人、悲しげにため息をついていました。

そして気になる古代の談話。

「教師一同署名を目の当たりにし、自分たちがいかに浅はかだったか気付いた。今回のことは皆さんから教わった。椎葉の処分は撤回。入学後の経済状況が変わった際のシステムを構築することを約束します」

それを聞き、喜ぶ喜ぶ生徒たち。

是枝の過去と思い

その後、是枝は御上に富永から聞いたことを問い詰めます。

「是枝先生に力を借りなきゃいけないことは分かってた。ただ・・・嘘でやれるほど器用な人じゃないですよね?だからこそ是枝先生には生徒と同じ目線で寄り添う力がある」

「私は私の仕事をする。それでしかない」

「それが一番難しいですね」

ここで是枝は、家のコネで学園に来たことを話ます。

勉強を教えるだけでなく、生徒の悩みに向き合う教師になりたかった。

地域の荒れた学校を選んだら母に怒られて、勝手に断られ代わりにこの学園に来た。

従ったことを今でも後悔している。

嫌々来た隣徳だったが、古代理事長は尊敬できると思っていた。

でもFAXのことと今日の放送。結局自分が主役だなと古代に感じた。

「母に話してみようと思ってます。古代理事長が何か道を踏み外しているんじゃないかと。だとしたら私は生徒たちを守らなければならない」

和菓子屋救済を提案する生徒たち

その頃、ビジコムチームのメンバーと千木良は椎葉の家に行き、和菓子店の救済方法を提案していました。

しかし、叔父に頼んで店は売却することにしたと言う。

だったら叔父さんに資料を見てもらってほしいと言う千木良たち。

「やってみない、椎葉?」

「だけど、おじいちゃんの味じゃないこの店は違う。でもすごくうれしい!うれしいって感じられることがうれしい。迷ったらみんなに相談してもいい?」

皆はもちろんだと言い、千木良は椎葉を抱きしめるのでした。

御上・槙野・中岡・溝端の誰を残し誰を味方にする?

一方、塚田は古代に電話をしています。

御上のクラスの生徒の成績が下がっている。そこで御上を文科省に戻そうと思うと。

古代は御上に可能性を感じているからと引き留めようとします。

もし本気でそう思ってくださるなら、うまく取り込むのも一つのやり方だと言う塚田。

「御上は今、隣徳を離れたくないはずだ。だから成績を上げてもらって・・・」

「その後こちらに引き込むか?切るか・・・」

「御上、槙野、中岡、溝端・・・誰を残し誰を味方にするか?見極める時が来てますよね」

古代はそれを聞き、承知しましたと電話を切るのでした。

塚田は四人の名前を言った際に、チョコを四つ手に取って並べていました。

その中の3つをその後はじき飛ばします。

そして御上は自宅に一色と一緒にいました。

二人は学園の裏口入学について調べているようです。

「不正入学があったとしても、寄付をもらったくらいでは検察は取り合ってくれない。永田町や霞が関から不当な利益を得ていた確証がないと」

「そして冴島先生が関わっていたのか?いなかったのか?」

しかしこのまま手をこまねていてもいられないと言う御上。

記者から奪い取った冴島と弓弦についてのFAXを使って、何かを仕掛けようとしている。

そんなラストで締めくくられた御上先生第7話でした。

御上先生7話考察・解説!裏口入学の相関図で冴島先生の関与は本当なのか?

祖母と祖父の介護生活に苦しむヤングケアラーの生徒・椎葉の問題がメインで描かれた7話。

そんな中、明らかになったのは、御上と一色先生が隣徳学園と文科省、永田町が関係する不正・裏口入学について調べていたことでした。

7話のラストでは、その相関図を書いていた御上。

そして裏口入学に冴島先生の名前が。

当初は、冴島先生が裏口入学のことを知ってしまい、それを糾弾しようとして、不倫の捏造で陥れられたと思っていました。

しかし、冴島先生が裏口入学にかかわっていた??と驚きでした。

本当に冴島先生が不正にかかわっていたのでしょうか?

もちろん、率先して冴島先生が裏口入学にかかっていたとは考えられないので、流れで仕方なく巻き込まれたのでは?

また裏口入学をした生徒を知ってしまった冴島が生徒を守ろうとしていた可能性も。

父親が政治家である3年2組の千木良が裏口入学をした生徒では?と言う声も。

冴島が守ろうとしていた生徒なのかもしれず、冴島が何も語らないのは、千木良などの生徒たちを守ろうとしているのでは?と予想します。

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