NHK朝ドラで、昭和初期が描かれることは多いのですが「虎に翼」でもこれから戦争時期に突入し戦死者などのネタバレが気になると思います!朝ドラ「虎に翼」戦争・戦死者のネタバレをご紹介!壮絶な展開とは?
朝ドラ【虎に翼】戦争で優三と直道が出征
一生懸命作ったワンピースを着て花岡のもとに!
レストランの雰囲気にピッタリでしたね!#朝ドラ #虎に翼#伊藤沙莉 #岩田剛典 pic.twitter.com/um8yLBHQWV
— 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) May 13, 2024
まずは戦争までのネタバレを振り返っていきます。
以下の記事では、判明している寅子の年齢や時代など時系列でご紹介しています。
花岡との別れ
弁護士になるための修習期間中の寅子(伊藤沙莉)と、裁判官になった花岡(岩田剛典)。
ふたりは明律大学の同級生で、学生のときからふたりは結婚するかも?と視聴者をドキドキさせてきました。
ところが花岡は、故郷の佐賀に裁判官として赴任することになり、ふたりは握手をしてそのまま別れてしまいます。
1940年、修習期間を終え正式に寅子は弁護士になりますが、女性ということで依頼人が決まりません。
そんななか、偶然上京していた花岡と再会。花岡は可憐な女性を連れていて、婚約者だと紹介します。
衝撃を受ける寅子。一緒にいた轟(戸塚純貴)とよね(土居志央梨)も言葉が出ませんでした。
帰宅するなり寅子ははる(石田ゆり子)と直言(岡部たかし)にお見合いの相手を探してほしいと頼みます。
立派な弁護士になるため、社会的な信頼度や地位を上げる手段として、わたしは結婚したいのです!
寅子の事情を理解したはるは、必ずいい人を見つけてくると奔走しますが、この時代の女性の適齢期は23歳といわれています。
戦争で若い男性が少なくなっているのもあり、なかなかいいお相手が見つかりません。
そのころよねと轟は花岡を呼び出し、寅子のことをどう思っているのかと非難しました。
花岡は結婚相手には家庭に入って欲しいと希望していて、こんな胸の内をふたりに話します。
やっと弁護士になれた猪爪に、その道を諦めて嫁に来てほしいと言えと?
ふたりは返す言葉がありませんでした。
優三のプロポーズ
「もう…これで終わりにします」
寅子のおかげで、腹を下さず全力を出し切ることができた優三は、司法の道を断念。
寅子がやっと勝ち取った景色は、
思っていたものと全然違っていました…。#朝ドラ #虎に翼#伊藤沙莉 #仲野太賀 pic.twitter.com/HhSlCpp2sF— 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) May 9, 2024
直言から寅子がお見合い相手を探していると聞いた優三(仲野太賀)が、寅子にプロポーズしにやって来ました。
優三も独り身に対する風当たりの強さを感じているといい、社会的地位が欲しく結婚相手を探しいると聞いた寅子。
願ってもないチャンスだと思い、直言とはるの許しを得て、ふたりは婚約します。
その後寅子も初めて一人で裁判を任されることになり、弁護士として活躍するようになっていきます。
寅子と優三は結婚式は挙げず、はるの希望で写真だけ撮影。ふたりは寅子の部屋で生活を始めました。
そのとき優三からずっと好きだったと告白され、寅子は驚きます。
困惑する寅子に優三はこう話しかけます。
「トラちゃんには見返りは求めないし、今まで通り書生の優三さんでかまわないから」
以下の記事では優三の実在モデルの記事についてご紹介しています!
優三にフォーリンラブ
1942年。寅子への依頼も増え、順調に弁護士活動をしていました。
弁護士活動が増えるとともに、落ち込んだりする寅子。そんな寅子を心配した優三は、こう話しかけます。
ずっと正しい人のままじゃ疲れちゃうから、せめて僕の前では肩の荷を降ろして
そんな優三の優しさに、寅子はだんだん惹かれていきます。
直言の工場は軍からの注文が入り、順調に稼働しています。
戦時下で食料が貴重となるなか、優三は美味しいものを一緒に食べて寅子を元気づけようとしました。
ある夜優三にどんな弁護士になりたかったのか、寅子が聴きます。
優三は法律の本を出すことが夢だったと答えました。
直道に赤紙が届く
いつの間にか帰ってきていた直道。
「思っていることは口にだしていかないとね。その方がいい!」
ポジティブな直道のひとことで一件落着…?#朝ドラ #虎に翼#上川周作 pic.twitter.com/ZveyTEpWB8
— 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) April 18, 2024
寅子に妊娠がわかり、猪爪家は喜びに包まれます。寅子も喜びますが、体のだるい日が続きます。
そんなある日、寅子の兄、直道(上川周作)に赤紙が届きました。直道は息子たちに「お母さんを頼んだよ」と言い、出征していきました。
一緒に初の女性弁護士になった久保田(小林涼子)と中山(安藤輪子)は、家庭との両立に疲れ果て、弁護士を辞めることになりました。
そんななか、妊娠を言い出せないままいた寅子は、ある日とうとう倒れてしまいます。
寅子の妊娠を聞いた穂高(小林薫)は、当然のように寅子に辞職を促します。
さらに穂高は雲野六郎(塚地武雅)の事務所で、そのことをみんなに話してしまい、よねからも冷たく突き放される寅子。
働き続けることが望まれていない、と感じた寅子は辞表を提出し、1943年女の子を出産。優未と名付けました。
優三の出征
なんとも言えない2人の表情。
試験の結果はいかに…!?#朝ドラ #虎に翼#伊藤沙莉 #仲野太賀 pic.twitter.com/a8Pfb4i3rA— 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) May 5, 2024
戦争は激しさを増し、明律大学の女子部は閉鎖になり、高等試験も中止になりました。
そしてついに優三にも赤紙が・・・。
寅子は自分のわがままで結婚させて、普通の結婚生活が送れなくてごめんなさい、と謝ります。
そんな寅子に優三はこう返します。
トラちゃんが僕にできることは、謝ることではなく、トラちゃんの好きに生きることです
数日後優三は、寅子の手作りのお守りを持って、出征していきました。
朝ドラ【虎に翼】戦死者のネタバレ!続く死の連鎖
直道の戦死
1945年3月、東京は大空襲に見舞われましたが、寅子と花江(森田望智)は子どもたちを連れ、疎開していたので無事でした。
ですが花江は両親を亡くしてしまいます。
追い打ちをかけるように、7月に直道の戦死の知らせが・・・。
そして終戦を迎えます。
軍の仕事で潤っていた直言の工場は、廃業状態となり直言も体調を悪くしていました。
猪爪家は着物などを売り、闇市で食べ物を買ってなんとかしのいでいます。
岡山に行っていた寅子の弟、直明(三山凌輝)が戻ってきて、家族のために働くと言います。
寅子と直明は、工場でマッチ作りの仕事を始め、はると花江は繕いの仕事をしますが、生活は苦しいまま。
優三も戻らないまま月日が流れます。
隠されていた優三の死
終戦から1年が過ぎたころ、直言が倒れました。
偶然寅子は直言が写真立ての裏に、優三の死亡告知書を隠していたのを見つけます。
直言は倒れたまま、どんどん衰弱していきます。
ある日直言は寅子を寝室に呼び、泣きながら謝りました。
「優三の死を知り、もしトラが倒れたら、我が家がダメになると思い、言えなかった」
ごめんと号泣する直言。
寅子は許しきれないままでしたが、直言の手を握り返します。
数日後、直言は息を引き取りました。
ある日優三が最期にいた収容所の病室で、隣のベッドにいたという男性がやってきて、寅子が作ったお守りを持ち帰ってくれました。
優三の死と向き合わなければならなくなった寅子。
はるは寅子にお金を渡し、心が折れて粉々になる前に、このお金を自分のためにお使いなさい、と言います。
ひとりで闇市に行った寅子は焼き鳥を購入。その包み紙に「日本国憲法」の文字を見つけました。
虎に翼の戦後のネタバレ!新たな一歩と衝撃の死
新な一歩を踏み出す
すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分または門地により、政治的、経済的または社会的関係において、差別されない・・・
それを見た寅子は感動に震え、優三の「トラちゃんの好きに生きることです」という言葉を思い出し、声を上げて泣きました。
新しい憲法に希望を見出した寅子は、家族を集めて宣言します。
「私の幸せは私の力で稼ぐこと!自分がずっと学んできた法律の世界で!」
寅子は新たな一歩を踏み出し、直明に大学に進むように言いました。
戦後の花岡の衝撃の餓死
【14日の虎に翼】司法修習後の試験に合格した花岡から故郷佐賀に赴任すると告げられる寅子
#芸能ニュース #虎に翼 #NHK #連続テレビ小説 #朝ドラ #伊藤沙莉 #岩田剛典 https://t.co/SP85c6dlPc— 日刊スポーツ (@nikkansports) May 12, 2024
1947年、寅子は法曹会館に向かい、裁判官として採用してほしいと人事課に行きました。
そこにいた桂場(松山ケンイチ)が、寅子を追い返そうとしますが、裁判官の久藤(沢村一樹)がやってきて寅子を気に入ります。
久藤の下で働き始めた寅子は、民法改正のため奔走。そんなとき偶然花岡と再会します。
花岡から勇気をもらった寅子は、その後も奔走し、ついに民放の一部を改正する法案が成立しました。
ところがある日、花岡が餓死したことがわかります。
花岡は法律を守り、闇市のものを一切口にしなかったことで、栄養失調により亡くなっていたのです。
よく一緒にランチをした日比谷公園のベンチに腰掛けた寅子。涙ぐみながらつぶやきました。
どうしていくのが正しいのか、なにも納得できてないけど、花岡さんが守ろうとしたもの、わたしも守っていくから
GHQのお達しにより、2か月間で家庭裁判所を設立することになり、またもや奔走する寅子。
1949年、家庭裁判所開所記念の式典がおこなわれ、寅子は東京家庭裁判所判事補に任命され、ついに裁判官になりました。
戦災孤児
ある日スリの少年を見つけた寅子。当時は戦災孤児が町に溢れ、社会問題になっていました。
彼らを追った寅子は、カフェ「燈台」にたどり着きます。
そこには「轟法律事務所」があり、轟とよねが孤児たちの相談にも乗っていました。
轟は再会を喜びますが、冷たい態度のよね。もう来ないでくれ、と言われてしまいます。
警察により孤児の一斉補導がおこなわれ、大勢の戦災孤児たちが家庭裁判所に送られてきました。
その子どもたちの中に、先日追いかけたスリの少年、道男を見つけた寅子。道男を猪爪家で預かることにします。
態度の悪い道男を花江や子どもたちは警戒しますが、はるは違いました。
道男もはるになつきましたが、ある誤解から一瞬はるは道男を疑ってしまいます。
道夫は家を出て行き、ずっと心配していたはるは、心臓発作で倒れてしまいました。
必死で道男を探し出した寅子は、道男をはるの元へ連れて行きます。
はるは道男を抱きしめ、こう諭します。
「手を差し伸べるひとを見極めるの。すべてを突っぱねちゃダメよ」
その夜はるは息を引き取りました。
素直になった道男を花江たちは歓迎します。
道男は再びすし屋を開くことにした、笹山(田中要次)の店で、住み込みで働くことになりました。
道男は試験監察を経て、不処分が決まります。
以上が戦争に関する「虎に翼」のネタバレでした。
まとめ
結局優三と直道は戦死で、家に帰ってくることはなく、はると直言も亡くなりました。
これは史実と同じで、寅子のモデル、三淵嘉子さんの最初の夫、和田芳夫さんと、長男であるすぐ下の弟を戦争で亡くされています。
同じころに両親も亡くなっていて、ほぼ史実通りに描かれています。
そして衝撃だった花岡の餓死。
原作では詳しいことはわかりませんでしたが、花岡のモデルとされている山口良忠さんは、花岡と同じ佐賀出身の裁判官でした。
裁判官として闇米に関する裁判を担当されていて、そんな自分は闇米を食べてはいけない、という理由で闇米を一切口にせず、栄養失調によりお亡くなりなっています。
同じような理由で花岡も死亡するのかな?と思います。
朝ドラ「ブギウギ」にも登場した、靴みがきなどで生計を立てている戦争孤児たちが、またピックアップされます。
ということで、このように「虎に翼」でも戦争の悲惨さが描かれます。
コメント