どうせ死ぬならパリで死のう原作ネタバレあらすじ!キャスト子役についても

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岡山天音さん主演の2025年3月16日放送のNHKドラマ「どうせ死ぬならパリで死のう」の原作ネタバレとは?今回は「どうせ死ぬならパリで死のう」原作やあらすじネタバレと感想、子役などキャスト出演者、脚本家などご紹介します。

目次

どうせ死ぬならパリで死のう原作ネタバレや脚本家は誰?

原作とネタバレ

ドラマ「どうせ死ぬならパリで死のう」は、原作のない脚本家さんによる、オリジナルストーリーです。

主演は、「アンメット ある脳外科医の日記」や「ライオンの隠れ家」、「キングダム」など幅広い作品に出演する岡山天音さん!

「生きることは拷問」という無器用な男が、姉から託された甥っ子もまさかの同類で意気投合。ネガティブ過ぎる凸凹コンビは、稀代の悲観主義者(ペシミスト)、エミール・シオランが残した、人生を全否定する数々の言葉に触発され、なぜか生きる糧を見いだしてく…。悲観主義の方はもちろん、生きにくさを抱える二人の奇妙な日常にほっこりしたい、傷ついた誰かに優しくしたい、されたい、最近お疲れの皆さまにも届けたい人間賛歌ドラマです。

引用元:公式サイト

物語は、『生きることは拷問』という不器用な男が、姉から託された甥っ子とまさかの意気投合するところから始まります。

人生を悲観するネガティブすぎる凸凹コンビが、共同生活をしながら、稀代の悲観主義者(ペシミスト)、エミール・シオランが残した”人生を全否定する数々の言葉”に触発されて、なぜか生きる糧を見出していく姿が描かれる、人生賛歌ドラマです!

人生をこじらせた哲学者と、人生を諦めた少年の不思議な共同生活の行く末とは・・・?

脚本家

「どうせ死ぬならパリで死のう」を手がけた脚本家は、伊吹一(いぶきはじめ)さんです。

現在30歳で、2019年に「はるしぐれ」で南のシナリオ大賞で大賞を受賞し、脚本家デビュー。

2021年には、「すりーばんど」でフジテレビヤングシナリオ大賞佳作を受賞し、新進気鋭の脚本家として注目を集めました。

2022年には「元彼の遺言状」、「女神の教室〜リーガル青春白書〜」などで脚本協力に参加。

そして、2023年からは「マクラコトバ」や「埼玉のホスト」、「僕たちの校内放送」、「この秋、僕は恋をした」、「ONE DAY〜聖也のから騒ぎ」エピソード0、映画「幻の蛍」、「祝日」などで脚本を務めています。

伊吹一さんコメント

6年ほど前、法律家の夢が破れ、人生のどん底にいた頃出会ったのが、今回のモチーフであるシオランという思想家でした。彼は世界を代表するペシミストですが、そのペシミストっぷりは凄まじく、読んでいて思わず笑ってしまうほどでした。それは日本の地の底から、マントルを抜け、ブラジルに突き出て、リオのカーニバルに参加するような体験でした。そんな彼の思想は、決して明るいとはいえないこの世界を生きる上で、(シオランにとっては本意ではないかもしれませんが)大きな希望になり、私はもごもごとあがいているうちに、なぜか脚本を書くようになり、こうして今回、シオランのドラマを書くことができました。
主演の岡山天音さんは同学年ですが、いつか台詞を書きたいと希(こいねが)っていた憧れの人でした。そして少し珍妙なタイトルは、私が死ぬ前にエッセイ集を書くなら、タイトルはこれにしようと用意していたことばでした。人生はあまりに不可思議です。

物語のモチーフとなった人物

エミール・シオランのプロフィール

1911年ルーマニアに生まれ、第二次世界大戦後のフランスで活躍した思想家・哲学者・作家・エッセイスト。自身が抱える精神的な苦悩や葛藤をもとに、社会や人生を否定する数々の書物を残し、「ペシミストの王」と言われる。「人間なんてそもそも生まれないほうがよい」という反出生主義を提唱した。主な著作に「カイエ」、「告白と呪詛」、「悪しき造物主」、「生誕の災厄」など。

引用元:公式サイト

物語のモチーフとなったエミール・シオランは、ルーマニア出身の思想家。

生きづらさを感じる現代人にとって”心の処方箋”として、今もなお数々の書物が読まれています。

どうせ死ぬならパリで死のうあらすじネタバレと感想!タイトル回収に感動

大学の非常勤講師として働く昼間吉人(31)(岡山天音)は、妊娠中の姉から甥っ子・幸太(10)(森優理斗)を押し付けられ、預かることに。しかし間もなく、幸太が失踪。吉人はどうにか幸太を探し出すと、現実に絶望し、意味ありげに「ここじゃないどっかに行きたい」という幸太に共感。二人の関係は深まり、共に吉人の専門である悲観主義(ぺシミズム)を突き詰めていく。“人生を悲観しつつも、どこか楽しい”不思議な共同生活を送る二人。やがて、それぞれにとって最悪の悲劇が起こる。

引用元:公式サイト

姉の息子の幸太の面倒を押し付けられる

「生きる。やめる・・・」

夜、昼間吉人は川沿いで本を燃やしていました。

そこにホームレスがやってきたため、急ぎその場を去っていきます。

日中は大学で非常勤講師として働いており、生徒の雪乃から俳優になる夢を語られるも上の空の吉人。

ある日、姉の明美から呼び出されて、子供を産むから息子の幸太の面倒を見てほしいと言う。

吉人にとっては甥っ子にあたる幸太。

明美には恋人の理玖がいるものの、子供は前に付き合っていた男の子供。

理玖はバンドマンだから、忙しいとのことで渋々ながらも吉人が面倒を見ることに。

「なんで死んじゃダメなの?」という子供の問い

二人で自宅に向かう途中、多摩ハワイアンというプールを見つけそこに向かいます。

水着に着替えたのは幸太だけで、吉人は入るつもりはありません。

流れるプールを見て、流れているのではなくて流されているだけ。それを喜んでいるのはあまりにも愚かだと評する吉人。

夜、牛丼屋で夕飯を食べに行く。

食べようとしない幸太に、食べないと死んじゃうよと吉人が言います。

「なんで死んじゃダメなの?」

幸太の問いに答えられない吉人。

自宅にたどり着くと、吉人は不安になった?おじさんも不安だと幸太に言う。

幸太がベランダを見ると亀が。

なぜか引っ越した時からいたと教える吉人。

子どもは生むべきじゃないという反出生主義

一週間後、大学の准教授・三木と吉人は話しています。

非合理的で自己中だから子供は嫌い。

こんな世界に生まれてくるなんて拷問と同じだ。

そんな君が子供が生まれるのを手伝っているのは皮肉だと言う三木。

反出生主義。子供は産むべきじゃないという考え方。

三木が反出生主義者じゃないの?少なくとも自分の人生は終わらせたい?

そう問うと、今年も全敗だと吉人は答えました。

それは自殺のことではなく、就職が全敗だと言うこと。

場面が変わり、謎の清掃員がフランス語で何かを言っています。

「生のむなしさの自覚にかけては私の右に出る者はいない」

遠くに行きたい大人の男と子供

吉人は非常勤講師だけでは生計を立てられず、コンビニでバイトをしています。

賞味期限切れの商品を棚から下げようとしていると、店長から持って行っちゃだめだよと言われました。

バイトを終えて帰ると自宅に幸太の姿がありません。

幸太は亀を連れて川に来ており、川の中に入っていきます。

そんな幸太を吉人は発見!

「どっか行きたい。ここじゃないどっか行きたい」

そう訴える幸太を川から引き戻し吉人は「おじさんも遠くに行きたい」と同調。

なんで?と幸太が尋ねると、足が遅かったことが理由だと答える吉人。

「この世界を呪うには十分だった。足さえ速ければ・・・遅いのは自分のせいなのか?そんなわけない。生まれだよ」

それが原因で中学の頃学校に行けなくなってすべてが壊れたと吉人は語りました。

夜、自宅に戻り本を読みながら眠ってしまった幸太。

吉人は机に向かい何かを書きながら思います。

「私たちは誰もかれも地獄の底にいる。一瞬一瞬が奇蹟である地獄の底に・・・」

朝、大学の先生って貧乏なことに気付き、コーンスープを遠慮する幸太。

吉人は甥っ子にコーンスープ遠慮されたら人生終わりだと言いました。

そして二人はトーストをコーンスープに浸しながら食べることに。

大学の哲学者・シオランの講義が好きになる幸太

その日、幸太は吉人の大学に一緒に行き講義を見学しています。

講義の内容はパリ生まれの哲学者・シオランの反出生主義について。

自分は生まれないほうが良かったという誕生の否定。

その背景には、この世界は最悪なもの悲観主義的な思想があった。

つまり、悲惨に苦しむ運命が待ち受けているこの世界に生まれてきたことが悲劇である。

そして苦しむ運命が待ち受けているにも関わらず、新たに子供を産むことも否定するべき。

そんな講義を終えた帰り道。幸太は大学が好き、シオランも好きだと言いました。

吉人は生きにくくなると言いますが、これ以上は生きにくくならないと返す幸太。

自宅で一緒に横になっている二人は、シオランの言葉について話していました。

後日、三木と一緒に食事をしている吉人と幸太。

哲学が好きだと言う幸太に、吉人のようにならないように大学のポストを狙えと言う三木。

シオランがこんなに好きなのにパリにどうして行かない?と言われ、飛行機乗ってまですることではないと皮肉めいたことを言う吉人。

なんでこんな世界に生きてるんですか?の問いに准教授の三木は?

そしてトイレに吉人が言った時、二人になり幸太は三木に尋ねます。

「なんでこんな世界に生きてるんですか?」

「ズタボロで悲惨な人生のほうが味わいがあると思ってる。なんでもうまくいく人生ってダサくない?」

帰り道、幸太は早く大人になりたいと吉人に言いました。

夜中。吉人がシオランの言葉を書いていると、寝ていた幸太が目を覚まします。

シオランが紡いだ言葉だと本を渡す吉人。

毎日一つずつ言葉を書いている。

幸太は読んで聞かせてほしいと頼みました。

世界で一番読み聞かせには向いていないと言いますが、吉人は読むことに。

「今、ちょうど真夜中。私はたった一人自分よりも強力な絶望を前にしている。そして私はまた自分の生誕以前へ逃れる」

「私は生を嫌っているのでも死をこいねがっているのでもない。ただ生まれなければと思っているだけだ」

大学の不採用通知に未来もない漆黒の闇

次の日、シオランの言葉を見ている幸太。

帰ってきた吉人に、シオランは怠惰を推奨しているんじゃない?人間は働きすぎだからと言うと、その通りだと答えてあげます。

そして幸太が届いた郵便物を渡すと、それは大学の採否通知書でした。

開けてみると不採用・・・

固まっている吉人に、アイスをあげる幸太。

「不幸すぎて笑えるね。あがいてあがいてお先は真っ暗。何の未来もない漆黒の闇。黒よりも黒いんだこの世界は」

笑いながらアイスを食べていると、そこに電話が。

それは明美の恋人・理玖で、緊急帝王切開になるという。

元々持病があって想像以上に大変な出産になる。

妹は生まれなきゃダメなのかな?と真意とは?

病院の待合室で待っている吉人と幸太。

「妹生まれなきゃだめなのかな・・・お兄ちゃんになりたくないとかお母さん取られたくないとかそういうのは何もない。でも人生いいことないよ。辛いよ。頑張って生まれても苦労するだけだよ。お金もないし父親もいない。大和田さん(理玖)が言ってた。妹がおなかの中にいるって知った時、産まないって選択肢もあるんじゃないかって。だったらいっそのこと・・・」

「そうだよね。宇宙には138億年って歴史があってその気の遠くなる時間の中で、誰かが100歳まで生きようと生まれてすぐ死のうと大した・・・・人なんて生まれたくないのに生まれて、死にたくもないのに死ぬから・・・だから妹がう・・・」

そこで言葉が出なくなり、幸太の手を握り涙する幸太。

するとそこに看護師がやってきて、母子ともに健康だと連絡が!

二人は生まれたばかりの赤ちゃんに会いに行きます。

生まれたばかりの妹を見た幸太には笑顔が。

「生まれてきちゃったね」

そこに理玖もやってきて、子供の誕生を喜び幸太を抱きしめるのでした。

そんな彼らの様子を見つめる吉人はつぶやきます。

「これだから世界は・・・」

吉人の口元は少しゆるんでいましたね。

タイトル回収!「どうせ死ぬならパリで死のう」その意味とは?

後日、大学で三木から来客があると言われます。

それは久しぶりに会った幸太でした。

シオランの分厚い本を持っており、二人は以前やってきたプールに行きます。

今日は吉人も水着に着替え、幸太と一緒に流れるプールに浮いています。

「シオランは84歳まで生きて、自殺せずに天寿を全うした。死ぬぞ死ぬぞと言いながら結局最後まで生きちゃった。いつかパリにあるシオランの墓を二人で見に行こう。お金貯めるから。それまではお互い死なずに」

「延期だね!」

「どうせ死ぬならパリで死のう」

二人は浮き輪に乗りながら流れるプールに浮いています。

そしてラストシーン。

謎の清掃員の男は、ここはパリじゃないんですから掃除してくださいと叱られていました。

男は掃除をはじめ、手元にはシオランの本とフランスパンが!

そんなラストで締めくくられた「どうせ死ぬならパリで死のう」でした。

感想!タイトル回収に感動!

大きな事件が起きるわけないけど、不思議な世界観に引き込まれるドラマでした。

吉人にとっても幸太にとっても、2人の出会いによって、大きく2人の気持ちや人生観も変わったのではないでしょうか?

最後のタイトル回収のシーンにはジーンと感動してしまいました。

どうせ死ぬならパリで死のう子役などキャスト出演者

昼間吉人(ひるま よしひと):岡山天音

経済的に困窮する大学の非常勤講師。悲観主義者(ペシミスト)のエミール・シオラン研究が専門で、自身もネガティブ過ぎる思考を持っている。

コメント

脚本の伊吹一さん、演出の松本仁志さんをはじめ、作品作りに真摯(しんし)に向き合うスタッフ・キャストの皆様のもとで今作を共に編めた事、とても光栄です。
初めて台本をいただいた時から、人間のおかしみや眩(まばゆ)さが散りばめられた台本に惚(ほ)れ惚(ぼ)れとしました。生きているとふとした折に接近してくる「死」と、それでもずるずると続いていくばかりの人生の中で、世界に対しての新しい見つめ方を皆様が発見するきっかけになってくれたら嬉(うれ)しいです。

【子役】昼間幸太(ひるま こうた)〈10〉:森優理斗

吉人の甥っ子。母・明美の出産準備に伴い、吉人に預けられることに。

昼間明美(ひるま あけみ):村川絵梨

吉人の姉。天真爛漫な性格で、恋愛体質。幸太の父親と別れた後、別の男性の子供を妊娠しながら破局。現在は、大和田と交際中。

大和田理玖(おおわだ りく):中村織央

明美の恋人。売れないバンドマンで、豪快な性格。幸太のこともかわいがっている。

三木ひかり(みき ひかり):片岡礼子

吉人が非常勤講師として働く大学の准教授。吉人のことを気にかけており、よき理解者。

和辻(わつじ):おいでやす小田

吉人のバイト先のコンビニ店長。生真面目な性格。

萩原雪乃(はぎわら ゆきの):ゆうちゃみ

吉人の大学の教え子。俳優になる夢を抱いている。

春川昆(はるかわ こん):渡部潤一

謎の清掃員。フランスに対する思いが強い。

まとめ

今回は「どうせ死ぬならパリで死のう」の原作あらすじやキャスト、脚本家についてご紹介しました。

本作に原作はなく、「埼玉のホスト」や「僕たちの校内放送」を手がける伊吹一さんのオリジナルドラマです。

思想家のエミール・シオランをモチーフに物語を構築し、人生を悲観する哲学者と少年の物語が描かれます。

主演は岡山天音さん、話題の子役・森優理斗さんや村川絵梨さん、おいでやす小田さんなど個性豊かなキャストが揃っています!

「どうせ死ぬならパリで死のう」は、3月16日夜23時より放送スタートです!お楽しみに。

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