山崎豊子さん原作の名作の実写化・北川景子さん主演の2025年3月8日放送のテレビ朝日のドラマスペシャル「花のれん」には主人公の河島多加の恋の相手で上川隆也さん演じる市会議員の伊藤友衛(いとう・ともえ)のモデルは誰?「花のれん」の 伊藤友衛のモデルは実在の辻阪信次郎なのか、死亡・自殺や吉本せいとの関係・恋愛の史実やネタバレをご紹介します。
花のれん伊藤友衛とは?主人公・河島多加の恋の相手
ドラマ「花のれん」とは?
『白い巨塔』『女系家族』『白い巨塔』『華麗なる一族』『不毛地帯』『大地の子』など多くの作品が何度も実写化されている人気作家山崎豊子さんの第39回直木三十五賞受賞作「花のれん」が生誕100年で実写化されることになりました。
以下の記事では原作小説のネタバレをご紹介しています。
花のれんネタバレ結末!山崎豊子原作の恋愛や夫の死亡や愛人との確執など
主演は人気女優の北川景子さん。
その他にも豪華キャスト陣が脇を固めます。以下の記事ではキャストをご紹介しています。
21歳のとき、大阪・船場の呉服店に嫁いだ主人公・多加。しかし、怠け者の夫・吉三郎は花街、寄席通いに明け暮れ、経営は傾く一方でした。「いっそ、道楽を本業に」と多加が勧めたのをきっかけに吉三郎は場末の寄席小屋を買い、夫婦で寄席商売をはじめることに。
ところが、吉三郎は愛人を作った末にあっけなく他界。多加は亡き夫が遺した借金のため、より一層、寄席に注力。持ち前の根性と商才で小屋を拡大し、大阪の街に笑いというエネルギーを届けていきます。そんな中、多加は窮地を救ってくれたある男性客に淡い恋心を抱くことに――。
引用元:公式サイト
明治から昭和を舞台に「女性プロデューサー」の先駆けとして道を切り拓いた稀代の女性興行師・河島多加の生涯を描いた作品です。
主人公のモデルは、吉本興業の創始者の吉本せいさんでは?と言われています。
河島多加のモデルについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。
伊藤友衛とは?主人公・河島多加の恋の相手
そんな主人公の河島多加は夫と死別するのですが、その後に恋をします。その恋の相手が上川隆也さん演じる伊藤友衛です。
伊藤友衛(いとう・ともえ) 上川隆也
市会議員。物腰柔らかい紳士。多加が席主を務める“花菱亭”をひいきにしており、花菱亭が“ある窮地”に陥ったとき、さりげなく救いの手を差し伸べる。多加と互いに惹かれあうが…!?
引用元:公式サイト
現在放送中の連ドラ主演と大忙しの上川隆也さんが演じるのは、市会議員。
📺 第9話は3月12日(水)よる10時‼️
🏘️ #問題物件 🏘️
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🏡 #上沼恵美子 さんを囲んで🏡
━━━━━━━━━━━━━━━ #上川隆也 さんの大ファンを公言している #上沼恵美子 さん✨撮影前は少し緊張ぎみでしたが、
上川さん& #内田理央… pic.twitter.com/V9ODJpEViO— 『問題物件』🏘️フジテレビ水10ドラマ【公式】 (@mondaibukken_cx) March 7, 2025
原作小説にも登場する、主人公にとって重要な相手です。
そんな伊藤友衛にはモデルがいるのでしょうか?実在するのでしょうか?以降でご紹介していきます。
伊藤友衛のモデルは辻阪信次郎?死亡・自殺や吉本せいとの関係とは?
伊藤友衛のモデルは辻阪信次郎で大阪府議会の議長を務めた人物
ドラマ「花のれん」は主人公のモデルは吉本せいさんだと言われていますが、あくまでモデルで物語はフィクションです。
そしてそんな伊藤友衛のモデルは大阪府議会の議長を務めた、実業家であり政治家でもあった辻阪信次郎さんだと言われています。
以降で詳しくご紹介しますが、原作に登場する伊藤友衛と吉本せいさんがモデルの河島多加との関係が全く同じではないものの、共通点があります。
辻阪信次郎さんと吉本せいさんとの関係など以降でご紹介していきます。
死亡・自殺や吉本せいとの関係とは?不倫だった?
辻阪信次郎さんは、吉本興業の顧問を務めていて、吉本せいさんとただならぬ関係だと噂されていたそうです。
辻阪信次郎は息子さんがいることがわかっていて、おそらく既婚だったので、不倫関係だった?可能性がありました。
吉本せいさんは辻阪信次郎さんの政治活動に多額の寄付をしていたとも言われています。
そんな中、事件が起こります。
1935(昭和10)年に贈収賄・汚職脱税事件で辻阪信次郎さんが逮捕されます。
すると吉本せいさんが、脱税工作に関わったとして、当局に出頭を命じられ、吉本興業は窮地に立たされることに。
2人の関係の噂もあったことから、マスコミで大きく報道されました。
ところが1936年(昭和11年)に辻阪信次郎さんが獄中で首を吊って死亡。自殺を図ったのでした。
容疑者が亡くなったことから、捜査は継続できず、辻阪信次郎さんは吉本せいさんに関しては何も証言をしなかったことから、吉本せいさんはわずかな罪での起訴にとどまったそうです。
もしかしたら辻阪信次郎さんが吉本せいさんを守った?という顛末でした。
以降では、これらの史実を踏まえて、原作小説「花のれん」の伊藤友衛のネタバレをご紹介していきます。
花のれん伊藤友衛のネタバレは実話とは違うプラトニック!
米問屋の次女として生まれた河島多加(かわしま・たか)は、呉服問屋の河島家に嫁ぎますが、夫の吉三郎の商売がうまくいかず、店をたたみ、多加が夫を支える形で寄席小屋の経営を始めることに。
お金を工面したり、必死で節約して商売の資金を捻出していた多加のおかげで、商売も徐々にうまくいきだしたころ、夫の吉三郎が愛人の自宅で死亡してしまう不幸に見舞われます。
夫の死後は多加が事業を引き継いで、商売を大きくしていきます。
そんな多加の経営する寄席に客として訪れていたのが伊藤友衛でした。
寄席の仕事をしながらも、その佇まいに惹かれ後ろから見つめるだけの多加。
特に気持ちを伝えることのないまま、客としての会話をするだけでした。
ただ、多加がピンチに陥ってしまったときに、伊藤友衛に助けてもらう場面も。更に多加は伊藤友衛への想いを募らせていきますが、2人の間には、特に何もないまま、何年も過ぎます。
ある日、多加が仕事で出雲に行った時、同じ宿に伊藤友衛が泊っていました。
驚いた多加は、伊藤友衛の食事の席(伊藤は知人たちと一緒だった)に少しだけ参加し、その場を後にします。
疲れた多加が宿の湯殿に入ると・・・なんとそこに伊藤友衛が入ってきます。
小説では、なぜ伊藤が多加が入っている湯殿に入ったのか説明はありませんでしたが、おそらく多加が入っているのを知って、入ってきたのでは?思います。
多加は驚いて、伊藤が止めようとしたようですが、逃げるように湯殿を出て、部屋に戻るのでした。
おそらく伊藤は多加との距離を縮めようとしていたのに、それを受け入れることができなかった多加。
その後、この時のことを思い出して、後悔することもあったのですが、以降、2人の関係はそのままプラトニックのままでした。
こうして出雲から戻った後も、それまでの通りの関係が続く2人。
と言うことで、もし辻阪信次郎さんは吉本せいさんが不倫関係だとしたら、小説の2人はずっとプラトニックだったので、小説と史実・実話は違いますね。
しかししばらくして、多加に伊藤が選挙違反で捕まったという知らせが。
驚いて、伊藤に面会に行こうとした多加。ところが次は、伊藤が自殺をしたとの知らせが入ります。
ショックを受けた多加でしたが、伊藤の遺体を担架で運び出したときの写真を、新聞社の知り合いの記者から多額の金額で買い取ります。
それは伊藤の名誉を守るためでした。
と言うことで、逮捕されて、獄中で自殺したという顛末は史実と同じなので、辻阪信次郎さんがモデルである可能性は高いと思われます。
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